広報誌広報誌2019年3月号

学生が提案する参画とは -広報誌2020年3月号-

2020年東京オリンピック・パラリンピックには、どのような関わり方があるのでしょうか。

観戦・聖火ランナー・ボランティアなど、様々な関わり方が思いつきますが、そのどれもが、「難しい」のです。

2019年5月に販売されたオリンピックの観戦チケットは、倍率が16倍となり、多くの人が「一枚も当たらなかった」のではないでしょうか。

心配されていたパラリンピックのチケットも、倍率が3倍を記録しました。

これは、集客において最も成功したと言われるロンドンパラリンピックの3倍以上の販売枚数となります。

聖火ランナーも、1万人の募集枠に対して53万5717件の応募があり、県別では兵庫県の224.8倍が最高でした。

公式ボランティアも、8万人の募集枠に対して20万4680件の応募があり、12万人以上の人が「ボランティアをしたくてもできない人」となります。

オリンピック・パラリンピックに関わることは「難しい」のです。

それでは、私たちはどのようにして、オリンピック・パラリンピックに向き合えば良いのでしょうか。

おりがみでは、「無いのであれば、創れば良い」という精神で、オリンピック・パラリンピックに向き合っています。

おりがみには、6年間にわたる実践の経験値が蓄積されています。

例えば、「うえの夏まつり復活プロジェクト」では、オリンピック期間中に、多くの人を魅了する巨大な夏まつりを企画しています。この企画は、Tokyo Tokyo Festivalというオリンピックの公式イベントに認定されました。

「パラコネクトプロジェクト」では、パラリンピックの可能性を最大限に活かすため、特別支援学校へ支援の手を広げ、「キャンドルナイトリレー」では、全国を巻き込んだ環境ムーブメントを創出し、「2020ちばおもてなし隊」では、オリンピック・パラリンピックを機に高校生を「体験の世界」へ連れ出す取り組みを進めています。

この全てが、オリンピック・パラリンピックの公式イベントとして、高い関心を集めています。

こうしたオリンピック・パラリンピック関連企画を考案するまでには、長い道のりと様々な工夫、そしてご協力いただいた皆さまのお力がありました。

特に2019年は、おりがみの2020年への動きを一気に体系化した年でした、

2014年〜2018年で蓄え続けたおりがみの実践知を、2019年3月に開催した「2018年度報告会」でプロジェクト案の形にまとめ、未熟な状態であったものの発表しました。

2019年6月に開催した「2020作戦会議」では、社会人の方々にもお越しいただき、意見交換を行うことで、内容をブラッシュアップしました。

2019年10月に開催した「2019年度中間報告会」では、夏に開催したプレイベントを中心に発表しました。

2019年12月に開催した「2020学生会議」では、参画のかたちを詳細にまとめ、高校生・大学生に投げかけました。

このようにして、おりがみが目指す「ひとりでも多くの人が活躍できるオリンピック・パラリンピック」に向けて、一歩一歩近づいていきました。

歴史を遡れば、若者が活躍したオリンピック・パラリンピックは、2020年東京大会だけではありませんでした。1964年東京パラリンピックでは、大学生が中心となり、ボランティアの事務局を設立し、運営しました。1998年長野オリンピックでは、多くの若者が文化プログラムやボランティアの担い手として活躍しました。2012年ロンドンオリンピック・パラリンピックでは、「若者のエンゲージメント」を大会の基本コンセプトの1つに置き、無数の取り組みが実施されました。

しかしながら、このような若者たちの取り組みの数々を、私たちは知っているでしょうか。

実は、若者の活動は、これまで無数にあったにも関わらず、それらが次世代のオリンピック・パラリンピックに引き継がれなかったという問題があるのです。

現在、オリンピック・パラリンピックは大きな転換期にあります。持続可能な開発目標(SDGs)や世界中のスポーツイベントで問題になるドーピング問題などの深刻化を受け、IOCは「オリンピック・アジェンダ2020」というオリンピックの改革案を打ち出しました。

その三本の柱が、「持続可能性・信頼性・若者」なのです。世界が、未来のオリンピックが、2020年東京大会の「若者の取り組み」に注目している。

この機会に、未来の若者たちへ、「挑戦の機会」を届けるために、私たちおりがみが、若者の挑戦のシンボルを遺します。

 

2014年、まだ日本中でオリンピック・パラリンピックに関心を向ける人が少なかった時代に、「ゴミ拾い」から始まった私たちの活動の中心には、いつもオリンピック・パラリンピックの舞台という「夢」がありました。

若者を魅了し、社会に関心を向けるような「夢」の続きを描き続けることが、おりがみの使命であると考えています。

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